大相撲の横綱朝青龍関が初場所中に泥酔して知人男性に暴行したとされる問題で、日本相撲協会の調査委は2日、東京・国技館で朝青龍関の個人マネジャーと運転手から計2時間ほど事情を聴いた。委員長の友綱親方(元関脇魁輝)は聴取後の会見で「男性が鼻を骨折したなどの報道があったが、確認できなかった」と述べた。 友綱親方によると、聴取は前日に師匠の高砂親方(元大関朝潮)が提出した報告書をもとに実施。マネジャーは「暴行したとされる場面には居合わせず、警察から呼ばれて現場に行った」と説明。運転手も「(後部座席にいた)横綱が男性を殴ったかは、見ていないので分からない。横綱は酔っており、何を言い争っているか分からなかった」と答えたという。 マネジャーは問題発覚の当初、師匠らに「殴られたのは自分だ」とうその報告をした。友綱親方は虚偽報告自体を「把握していない」とし、うそをついた理由などについては「分からない」と述べた。示談の有無は、報告書に書かれていなかったという。 調査委は10日をめどに結論を出す予定。友綱親方は「高砂親方には再び話を聞きたい」と述べた。一方で「横綱から話を聞いても、酔っていて覚えていないだろう」「知人男性については(被害相談をした)警察から話を聞けば早い」と、当事者から直接事情を聴くことには消極的な姿勢を示した。 また、横綱審議委員会が、この問題について話し合う臨時の会合を4日に開くことが決まった。 |
大相撲の横綱・朝青龍関が知人の男性に暴行したとされる問題で、朝青龍関側が男性との示談書を警視庁麻布署に提出したことが捜査関係者への取材でわかった。同署が男性から経緯の説明を受けていたことも判明。今後改めて男性から話を聴き、処罰を求めるかどうか確認する方針だ。 捜査関係者によると、示談書は1月29日付で、今月2日に提出された。「(朝青龍関を)許します。被害届は提出しません」との趣旨の文面で、男性の署名と朝青龍関の弁護士の押印があり、示談金額が記載されている。暴行については触れていないという。 朝青龍関は1月16日未明、ほかの場所で酒を飲んだ上で男性が関係する飲食店を訪れ、店の前で口論になったという。男性は同日午前4時ごろ、東京都港区西麻布の路上で、近くにいた同署員に「顔を殴られた」と訴えた。 |
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Author:Kio
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